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出来高と建玉☆テクニカル勉強メモ

出来高建玉

出来高とは、ある期間中に取引されたコントラクト数である。

建玉とは、一日の取引終了時の未決済または未清算のコントラクトの総数である。
建玉には明確な季節性が存在し、建玉の増加は、その増加が季節性を上回っている時のみ重要。
取引終了時の総建玉の変化を見ることによって、市場に資金が流入しているのか流出しているのかを判断することができる。

重要度でいうと、
価格(圧倒的に重要)>出来高建玉
の順番。

出来高の解釈

出来高で価格変動の背後にある動きの強さや切迫度を推計することができる。
出来高が多ければ多いほど、それはより大きな動き、大きな圧力を反映している。

出来高は既存の価格トレンドに対してその時点の価格の動きが同方向にある時は増加、拡大する。
前回の高値を出来高を減少させながら抜いた時に、あれ?と思う。
=買い圧力の減少を示す。
価格が下落する時に出来高が回復するようなら、上昇トレンドが乱れつつあることに懸念。

上昇トレンドにおける上昇圧力に減少や、下降トレンドにおける下降圧力の減少は、価格トレンドの反転が明らかになる前にまず出来高に現れる。
出来高は価格に先行する。

建玉の解釈

その1
価格が上昇トレンド→建玉が季節(5年)平均を上回って増加→積極的な新規の買いによる資金収入=強気
上昇トレンドにおける建玉の増加は、強気
その2
価格が上昇トレンド→建玉が季節平均よりも現象→ショート・カバー(含み損を抱えたショート・ポジションを不本意に締めること)によるラリー→資金は流出→ショート・カバーが終わると上昇トレンドを支える原動力がなくなる=弱気
上昇トレンドにおける建玉の減少は、弱気
その3
価格が下降トレンド→建玉が増加→新たにショートを作るための資金が市場に流入→下降トレンドの見込みを補強=弱気
下降トレンドにおける建玉の増加は、弱気
その4
価格が下降トレンド→建玉が減少→ロング筋の失望または含み損の清算→含み損を抱えたロング筋の売りが出尽くして建玉が十分現象すれば、下降トレンドが終わる可能性が高い=強気
下降トレンドにおける建玉の減少は、強気
その5
上方トレンドにおいて、建玉の突然の横ばいや減少は、しばしばトレンド転換に対する警告となる
その6
高値圏での非常に大きな建玉数は危険であり、下方圧力を強める可能性がある
その7
保合い期間における建玉の積み上げは、それに続くブレイク・アウトを一層激しくする


ブロー・オフとセリング・クライマックス

ブロー・オフは天井圏で、セリング・クライマックスは底値圏で、起こる急激な市場の動き。

共通して言えることは、出来高の急増と建玉の急激な減少。
長期に渡って価格が一方向へ動いた後にこの二つの現象が重なって起きるということは、手仕舞いがかなり進みつつあることを示す。
つまり、突然のトレンド転換が切迫していることを示す注意信号となる。

コミットメンツ・オブ・トレーダーズ・レポート

コミットメンツ・オブ・トレーダーズ・レポートとは、毎月11日に商品先物取引委員会によって発表され、前月末の建玉に関する統計を公表するもの。

もっとも強気な状況は、大口ヘッジャーがネットで通常の季節平均より大きくロング、大口投機家も明らかにネットでロング、小口トレーダーは季節平均よりはるかにショートの場合。
もっとも弱気な状況は、大口ヘッジャーがネットで通常の季節平均より大きくショート、大口投機家も明らかにネットでショート、小口トレーダーは季節平均より大きくロングの場合。
大口ヘッジャーが一番好成績、大口投機家が二番、小口トレーダーは最悪の実績であると言うことが実験で明らかに。
=小口トレーダー(仮想通貨では一般層、出川組)の一方向への強い偏りは、その逆方向に市場が進むことを警告するもの!

このアプローチの大きな欠点は、統計資料が分析されるまでに最低2週間はかかり、本来の有用性のいくらかを発表時にすでに失ってしまっていること。